cheeroワイヤレスイヤホンの評判|日本のメーカーの実力と選び方

「cheeroのワイヤレスイヤホンに興味があるけれど、実際の評判はどうなのだろう?」「そもそも、cheeroはどこの国の会社で、信頼できるのか?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。
最近話題のイヤーカフとはどのようなものか、あるいは新しい技術である軟骨伝導に関心がある方もいるかもしれません。購入を検討する上で、音漏れの心配や防水性能、音量調整のしやすさなど、具体的な使用感は失敗や後悔をしないために知っておきたい大切なポイントです。
この記事では、cheeroワイヤレスイヤホンの評判について、実際の口コミや評判を交えながら、ブランドの信頼性から製品ごとの特徴まで、あなたの疑問に一つひとつ丁寧にお答えしていきます。
この記事でわかること
- Cheeroという日本のブランドの全体像と信頼性
- イヤーカフ型や軟骨伝導など製品タイプごとの特徴
- 主要3モデル(CHE-645, CHE-628, Otocarti LITE)の長所と短所
- あなたの使い方に合った製品を見つけるための選び方のヒント
cheeroワイヤレスイヤホンの評判とブランドの正体

- cheeroは一体どこの国のメーカー?
- まずは知りたいイヤーカフとはどんなイヤホン?
- 第三の聴覚?軟骨伝導イヤホンも展開
- ユーザーの正直な口コミ 評判まとめ
cheeroは一体どこの国のメーカー?
cheeroの製品を検討する際、多くの方が最初に気になるのが「一体どこの国のブランドなのか」という点です。結論から言うと、cheeroは日本発のブランドです。
大阪発の日本の企業が運営
cheeroブランドを展開しているのは、1990年に設立されたティ・アール・エイ株式会社という日本の企業です。本社は大阪市中央区にあり、スマートフォンアクセサリーの企画・製造・販売を主軸に事業を展開しています。特に、人気キャラクター「ダンボー」をデザインしたモバイルバッテリーは、一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
信頼性へのこだわり
安価な製品には品質や安全性への不安がつきものですが、cheeroはその点にも配慮しています。同社の製品は、日本の電気用品安全法が定めるPSE規格をクリアしていることはもちろん、耐火実験や衝撃実験といった独自の厳しい安全基準を設けています。
このように、cheeroは海外のノーブランド製品とは一線を画す、日本の企業による徹底した品質管理のもとで製品開発を行っているため、価格の手頃さと信頼性を両立しているブランドと評価できます。
まずは知りたいイヤーカフとはどんなイヤホン?

最近、イヤホンの新しい形状として注目を集めているのが「イヤーカフ型」です。cheeroの「CHE-645」もこのタイプに分類されますが、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。
イヤーカフ型イヤホンは、その名の通り、アクセサリーのイヤーカフのように耳の縁に挟んで装着するイヤホンを指します。耳の穴を直接塞がない「オープンイヤー型」の一種で、従来のイヤホンとは異なるユニークな利点を持っています。
メリット:快適な「ながら聴き」を実現
最大のメリットは、耳を塞がないことによる開放感です。耳穴に入れないため、長時間の使用でも蒸れたり、圧迫感で疲れたりすることが少ないと考えられます。
また、周囲の音を自然に聞き取れるため、家事や仕事をしながら音楽を楽しむ「ながら聴き」に最適です。屋外でのランニングやウォーキング中でも、車の接近音や人の声などを聞き逃しにくく、安全に配慮しながら使用できる点は大きな利点です。
デメリット:音質と遮音性には注意が必要
一方で、デメリットも存在します。耳を塞がない構造上、どうしても音漏れのリスクは避けられず、電車内や図書館のような静かな環境で音量を上げすぎると周囲に迷惑をかける可能性があります。
また、音に没入したい場合には不向きです。カナル型イヤホンのような高い遮音性は期待できず、低音域が少し物足りなく感じられる傾向があります。音質よりも、BGMのように音楽を流したり、ラジオやポッドキャストを聴いたりする用途に適していると言えます。
第三の聴覚?軟骨伝導イヤホンも展開

cheeroはイヤーカフ型だけでなく、さらに新しい技術を取り入れた製品も展開しています。それが「軟骨伝導」方式を採用したイヤホンです。
これは、耳の軟骨を振動させて音を伝える仕組みで、骨伝導イヤホンと同じく耳の穴を塞がないオープンイヤー型に分類されます。骨伝導が頭蓋骨の振動を利用するのに対し、軟骨伝導は耳介(じかい)の軟骨を利用する点が異なります。
骨伝導との違いとメリット
軟骨伝導の大きな特徴は、従来の骨伝導イヤホンと比較して音漏れが非常に少ない点にあります。骨伝導イヤホンは、構造上どうしても振動による音漏れが発生しやすいという課題がありましたが、軟骨伝導ではその点が大幅に改善されています。
また、音質面でも利点があり、パワフルな低音からクリアな中高音まで、より自然で臨場感のあるサウンドが楽しめるとされています。こめかみを圧迫しないため、装着感もより快適に感じられる場合があります。cheeroの「Otocarti LITE」などがこのタイプに該当し、新しいリスニング体験を求めるユーザーにとって興味深い選択肢となりそうです。
ユーザーの正直な口コミ 評判まとめ

cheeroのワイヤレスイヤホンは、その手頃な価格から多くのユーザーに利用されていますが、実際の評判はどのようなものでしょうか。ここでは、様々なレビューから見えてくるポジティブな意見とネガティブな意見をまとめて紹介します。
ポジティブな評価
多くのユーザーから支持されているのは、やはりコストパフォーマンスの高さです。特にイヤーカフ型イヤホンは、他社の有名ブランド品が1万円以上する中で、3,000円程度で購入できる手軽さが魅力とされています。
「非常に軽くて装着感が良く、長時間つけていても疲れない」「寝ホンとして使っても耳が痛くならない」「ランニング中に激しく動いても外れる心配がない」といった、装着感の良さを評価する声が目立ちます。ながら聴きをしたいユーザーにとっては、十分満足できる製品と受け止められているようです。
ネガティブな評価
一方で、最も多く指摘されているのが音質に関する点です。「低音がほとんど聞こえず、音楽がスカスカに聞こえる」「音質は100円ショップのイヤホンと同程度」といった厳しい意見も見られます。高音質を求める音楽鑑賞には不向きであるという点は、購入前に理解しておくべきでしょう。
また、物理ボタンの操作性に関しても、「ボタンを押すたびにイヤホンがズレてしまう」「反応が少し鈍い」といった指摘があります。これらの点を踏まえると、cheeroのイヤホンは、用途を理解した上で購入すれば満足度は高いものの、オールマイティな性能を期待するとミスマッチが起こりやすい製品群と言えそうです。
cheeroワイヤレスイヤホンの評判を機種別に解説

- イヤーカフ型CHE-645の装着感
- CHE-645の気になる音漏れは?
- 物理ボタンでの音量調整は快適?
- 雨や汗に対応する防水性能
- 骨伝導・軟骨伝導イヤホンの特徴
イヤーカフ型CHE-645の装着感
cheeroの「Wireless Open Earphones Smart CHE-645」を選ぶ上で、多くの人が最も重視するのが装着感かもしれません。この点に関して、ユーザーレビューでは総じて高い評価が寄せられています。
驚きの軽さと安定性
本製品のイヤホン本体の重量は、片耳わずか約3.6gです。これは5円玉1枚とほぼ同じ重さであり、「装着していることを忘れるほど軽い」という声が多く聞かれます。耳に挟んだ際の圧迫感も少なく、長時間のリモートワークや家事をしながらの使用でも、疲れにくい点が大きなメリットです。
さらに、安定性の高さも特筆すべき点です。シリコンゴムのジョイント部が耳を適度にホールドするため、「激しいヘッドバンギングをしてもズレる気配がない」というレビューもあるほどです。ランニングや軽いスポーツでの利用を考えている方にとっても、安心感のある装着感が得られます。
注意点:人によっては痛みを感じる可能性も
ただし、一点注意が必要です。耳の形や厚さには個人差があるため、一部のユーザーからは「挟む位置によっては1時間ほどで耳が痛くなることがあった」という報告もあがっています。もし痛みを感じる場合は、挟み込む位置を少しずらして、自分にとって最適なベストポジションを探す工夫が求められます。
CHE-645の気になる音漏れは?
前述の通り、イヤーカフ型イヤホンは構造的に音漏れしやすい特性を持っていますが、「CHE-645」の実際の性能はどうなのでしょうか。
ユーザーレビューを見ると、「よほど静かな場所で大音量にしなければ、周囲には聞こえない」「音漏れを感じたことはない」といった好意的な意見が比較的に多く見られます。指向性の高いスピーカーを搭載することで、音が耳元に集中するように設計されているため、常識的な音量での使用であれば、オフィスやカフェなどでも過度に心配する必要はないと考えられます。
しかし、これはあくまで一般的な環境での話です。深夜の静かな自室や、満員電車、図書館といった極端に静粛性が求められる空間では、音量を最小限に絞る配慮が不可欠です。特に、周囲の騒音に対抗して音量を上げてしまうと、意図せず音漏れが大きくなる可能性があります。ながら聴きという製品の特性を理解し、TPOに合わせた音量で使用することが、マナーを守る上で大切になります。
物理ボタンでの音量調整は快適?

「CHE-645」は、近年の主流であるタッチセンサー式ではなく、あえて物理ボタンを採用しています。これにはメリットとデメリットの両面があり、ユーザーの評価も分かれています。
メーカーが謳うメリット
メーカー側の意図としては、タッチセンサー式の弱点である「意図しない誤操作」を防ぐ点にあります。髪の毛や衣服が触れただけで再生が止まったり、汗で濡れた手で触って誤作動したりといったストレスがないのは、物理ボタンならではの利点です。特に運動中に使用する際には、確実な操作感が得られることをメリットと感じる人もいるでしょう。
ユーザーが感じるデメリット
一方で、複数のレビューでデメリットとして指摘されているのが、ボタンを押す際の操作感です。「ボタンが硬く、反応させるために結構しっかり押さないといけない」という意見や、より深刻な問題として「ボタンを押す力でイヤホン本体が少しずつズレてしまい、そのたびに装着位置を直す必要がある」という声があがっています。
この点は、イヤホンの装着感と操作性がトレードオフの関係になってしまっている部分と言えるかもしれません。頻繁に曲送りや再生・停止を行う使い方を想定している方は、この操作性がストレスに感じる可能性があるため、注意が必要です。
雨や汗に対応する防水性能

「CHE-645」は、IPX5相当の防水性能を備えています。この「IPX5」がどの程度の性能なのかを理解しておくことで、安心して使えるシーンが明確になります。
IPX5とは、国際電気標準会議(IEC)によって定められた防水・防塵の保護等級のうち、「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」ことを示す等級です。具体的には、シャワーの水を浴びる、突然の雨に降られる、ランニングで大量の汗をかく、といった場面でも故障の心配なく使用できるレベルを意味します。
これにより、屋外でのスポーツやフィットネス、キッチンでの家事など、水しぶきがかかる可能性のある環境でも安心して音楽を楽しめます。ただし、注意点として、これはあくまで水滴や噴流に対する保護であり、水中に沈めるような長時間の浸水には対応していません。お風呂で湯船に浸かりながらの使用や、プールでの使用は故障の原因となるため避けるべきです。
骨伝導・軟骨伝導イヤホンの特徴

cheeroは、手軽なイヤーカフ型の「CHE-645」以外にも、さらに特徴的なオープンイヤー型イヤホンをラインナップしています。耳を塞がないという共通の利便性を持ちながら、それぞれ異なるアプローチで音を届ける「骨伝導」と「軟骨伝導」の2つのモデルです。
ここでは、骨伝導方式を採用した「cheero TouchBone CHE-628」と、より新しい軟骨伝導方式の「cheero Otocarti LITE」について、それぞれの仕組みや長所・短所を深く掘り下げて解説します。
骨伝導:手軽に始められる「ながら聴き」体験【CHE-628】
「cheero TouchBone CHE-628」は、こめかみ周辺の骨を振動させ、その振動を聴覚神経に直接伝えることで音を認識させる「骨伝導」技術を用いたイヤホンです。鼓膜を介さないため、耳の穴を完全に開放した状態でリスニングできるのが最大の利点です。
形状はネックバンド型を採用しており、後頭部から耳にかけることで安定した装着感を実現します。レビューを見ると、ランニング中などで視線を動かせない状況でも、右耳側の物理ボタンだけで再生・停止から音量調整まで完結する操作性の良さが評価されています。
しかし、その特性を理解した上で選ぶべき注意点も存在します。音質面では、空気の振動で音を伝える一般的なイヤホンに比べ、特に高音域の繊細な表現が難しく、「全体的に曇ったような、こもった音に聞こえる」という評価が少なくありません。また、骨を振動させる仕組み上、どうしても振動の一部が周囲の空気に伝わってしまい、比較的大きな音漏れが発生しやすいという構造的な課題もあります。
これらの点を踏まえると、CHE-628は高音質で音楽に没入したい方には不向きです。むしろ、音楽鑑賞よりもラジオやポッドキャスト、ナビ音声の聞き取りといった用途を主目的とし、とにかくコストを抑えて骨伝導イヤホンの「ながら聴き」を体験してみたい、という入門者向けのモデルと言えるでしょう。
軟骨伝導:音質と低音漏れを両立した次世代モデル【Otocarti LITE】
「cheero Otocarti LITE」は、耳介(じかい)の軟骨を振動させて音を届ける、より新しい「軟骨伝導」方式を採用したモデルです。「第3の聴覚経路」とも呼ばれるこの技術は、従来の骨伝導が抱えていた課題の多くを解決する可能性を秘めています。
このモデルの最大の魅力は、骨伝導の弱点であった音漏れが劇的に少ない点です。振動させる範囲がより限定的であるため、静かなオフィスのような環境でも、周囲を気にすることなく利用できる可能性が高まります。
音質面での進化も大きな特徴です。骨伝導特有のこもり感が少なく、パワフルな低音からクリアで繊細な中高音まで、より自然で臨場感のあるサウンドが楽しめると評価されています。これは、Qualcomm社の高性能チップや、iPhoneでも高音質を実現するAAC、さらに高品位なaptXといったコーデックに対応している点も寄与しています。
装着方法もユニークで、ネックバンド型でありながら、メガネやマスクのストラップと干渉しにくいデザインが採用されています。価格は1万円を超え、CHE-628と比較すると高価ですが、その価格差は音質、音漏れの少なさ、そして快適性といった付加価値に反映されています。骨伝導イヤホンを試したものの、音質や音漏れ、圧迫感に不満があった方にとって、満足度の高い選択肢となるでしょう。
あなたに合うのはどのタイプ?選び方のポイント
これまで紹介した3つのモデルは、同じオープンイヤー型でもそれぞれに得意なこと、不得意なことがあります。以下の比較表とポイントを参考に、ご自身のライフスタイルや利用目的に最も合った一台を見つけてください。
- 手軽さ・軽さ・ファッション性重視なら → CHE-645 (イヤーカフ型) 日常に溶け込むアクセサリー感覚で、とにかく気軽に「ながら聴き」を始めたい方におすすめです。
- コストを抑えて骨伝導を体験したいなら → CHE-628 (骨伝導) 音質よりも、屋外での安全性確保や、ポッドキャストなどの音声コンテンツの聴取を主目的とする方の入門機として適しています。
- 音質・音漏れ防止を最優先するなら → Otocarti LITE (軟骨伝導) 価格は上がりますが、静かな場所でも気兼ねなく使いたい、どうせなら良い音で楽しみたい、という方の期待に応える高性能モデルです。
機種名 | タイプ | 価格帯(目安) | 音質評価 | 音漏れの少なさ | 主な特徴 |
CHE-645 | イヤーカフ型 | 約3,000円 | △ (低音不足) | ◯ (常識的な音量) | 超軽量、手軽さ、ファッション性、装着感の良さ |
CHE-628 | 骨伝導 | 約6,500円 | × (こもり気味) | △ (やや大きい) | 優れたボタン操作性、安価な骨伝導入門機 |
Otocarti LITE | 軟骨伝導 | 約13,000円 | ◯ (クリアでパワフル) | ◎ (非常に少ない) | 次世代技術、高音質コーデック対応、快適な装着感 |
まとめ:cheeroワイヤレスイヤホンの評判
この記事では、cheeroのワイヤレスイヤホンに関する様々な評判や情報をお届けしました。最後に、本記事の要点をまとめます。
- cheeroは大阪に本社を置く日本の企業が運営するブランド
- 手頃な価格と日本の安全基準を満たした信頼性を両立
- イヤーカフ型は耳を塞がないため「ながら聴き」に最適
- イヤーカフ型は長時間の使用でも疲れにくいが遮音性は低い
- 軟骨伝導は骨伝導に比べて音漏れが少なく高音質
- CHE-645は非常に軽量で安定した装着感が高く評価されている
- CHE-645の音質は音楽鑑賞には不向きとの意見が多い
- CHE-645の物理ボタンは誤操作が少ないが押す際にズレる可能性
- IPX5の防水性能でランニング時の汗や急な雨にも対応可能
- 骨伝導のCHE-628は安価だが音質と音漏れに課題
- 軟骨伝導のOtocarti LITEは高価だが性能は高い
- cheero製品は高音質よりコストパフォーマンスや特定用途を重視する人向け
- 音楽に没入したい人よりBGMとして流したい人に適している
- 購入前には自分の主な利用シーンを明確にすることが大切
- 用途を理解すればcheeroは非常に満足度の高い選択肢となりうる





